1. TOPページ
  2. 読む
  3. ICTの力で生徒の知識を「わかる」から「できる」へ。学習の「定着」にコミットした・・・

ICTの力で生徒の知識を「わかる」から「できる」へ。学習の「定着」にコミットした記憶のプラットフォーム『Monoxer』とは?[PR]

ICTの力で生徒の知識を「わかる」から「できる」へ。学習の「定着」にコミットした記憶のプラットフォーム『Monoxer』とは?[PR]

どのように学習内容を定着させるか。これは、教育に携わる誰もが常に試行錯誤しているテーマだろう。また、教育現場では「教員の多忙化」も、大きな課題となっている。

子どもたちの学力向上に注力したい思いがあっても、日々の忙しさから子どもたちへのサポートが手薄になってしまう。そんなジレンマを感じている教員も多いのではないだろうか。

そんな「定着」と「多忙な学校現場」の課題を解決に導くアプリケーションが、今注目を集めている。

それがモノグサが開発・運営を手掛ける、解いて憶える記憶アプリ『Monoxer(モノグサ)』だ。

記憶の定着にコミットする『Monoxer』は、現在3,400教室以上の学校や塾で導入されている。サービスの特徴や機能について、モノグサ創業者で代表取締役CEOの竹内孝太朗さんに話を聞いた。

写真:竹内 孝太朗 (たけうち こうたろう)さん
竹内 孝太朗 (たけうち こうたろう)さん
モノグサ株式会社 代表取締役 CEO

名古屋大学経済学部卒。2010年に株式会社リクルートに入社。中古車領域での広告営業に従事し、2011年に中古車領域初及び最年少で営業部門の全社表彰を受賞。2013年からは「スタディサプリ」にて高校向け営業組織の立ち上げ、学習到達度測定テストの開発、オンラインコーチングサービスの開発を行う。高校の同級生である畔柳とMonoxerを共同創業。


記憶できることが、当たり前の世界へ

——竹内さんが「記憶」に着目し、『Monoxer』を開発されたのは、どのような課題意識からでしょうか?

モノグサ創業前に働いていたリクルートで、2013年から「スタディサプリ」の立ち上げに携わっていました。その中で、質の高い映像授業を届けるだけでは、成績は上がらないと実感したんです。

例えば、英単語帳なども同じような書籍が多く出版されていますよね。アプリでもさまざまな単語帳が用意されているのに、なかなか英語が上達しないと悩まれている方は多いと思います。

なぜ英語が上達しないかと言うと、学習の3ステップである「理解・定着・活用」の、記憶の「定着」に課題があるからではないかと考えたのです。

学習内容は「理解」できているんだけど、記憶に「定着」しないとテストで点数が取れないんですよね。記憶の定着に課題を感じ、「定着」にコミットしたサービス『Monoxer』を開発しました。

モノグサ創業者で代表取締役CEOの竹内孝太朗さん

——私も英語が話せるようになりたいと思っていますが、なかなか単語などを憶えることができません。正直、生まれ持った地頭の良さが関係しているのではないかと思っていました。

私は、「頭が悪い」という概念をなくしたい。ただ、「憶えてない」だけなんですよね。でも憶える行為が難しく、苦しいと感じている方も多くいらっしゃると思います。

また、憶えた内容を忘れたタイミングは自分では気づくことができませんよね。それにも関わらず、記憶の管理は完全に個人に任されているわけです。実は記憶ってみんな困っているし、これまで解決策がなかった領域なんです。

今は検索エンジンのおかげで、誰もがストレスなく自分の知りたいことを調べられるようになりました。つまり、「調べられないのではないか?」と不安に思う人はもういないんですよね。そこでモノグサでは、「記憶を日常に。」をミッションに、人が息をするように記憶できることが当たり前な世界をつくりたいと思っています。


『Monoxer』導入後、定期テストの学年平均点が96.3点に

——『Monoxer』の特徴について教えていただけますか?

何かを記憶するには、「読む」「繰り返し書き写す」など、いろんな方法があると思いますが、何かを長期記憶化させるときに大切なのは、「思い出す」という行為なんです。

問題を「解く」ときには、「思い出す」過程が必要になります。そのため、『Monoxer』は「解いて憶える」ことをコンセプトにしています。

『Monoxer』は、現在3,400教室以上の学校や塾で導入されている

しかし、私たちは問題が難しすぎると解くことを諦めてしまいます。さらに、問題が簡単すぎても、私たちは解こうと思わない。

そのため、『Monoxer』ではヒントの量をAIが調整し、ユーザーに合わせた難易度の問題を出し続けます。生徒一人ひとりの学習定着状況に合わせて問題が次々と出る仕組みになっているんです。ノーヒントで問題を解けるようになるまで、AIが学習をサポートします。

また、あらゆるアプリケーションと比べ、時間あたりで解ける問題数は『Monoxer』が一番多いと思います。たくさんの問題が解けないサービスでは、成績向上は期待できないと考えているからです。

『Monoxer』では、あらゆる科目や学年の問題に対応しています。


——他に、記憶の定着に役立つ機能はありますか?

最重要機能と位置付けているのが、学習計画機能です。

「テストがこの日にあるから、この日までに学習内容を憶えたい」という期日を設定するだけで、その日までの計画をAIが決め、サポートをしてくれます。定めた期間の中で、記憶できるようサポートする機能です。

残念なことに、私たちは一度憶えてもその内容を忘れてしまいます。情報を忘れるタイミングは、憶える情報や人によって異なるため、『Monoxer』ではAIがこれまでの正誤傾向から忘れるタイミングも予測します。

そして、反復のタイミングを含めた学習計画を作成するんですね。そのため、子どもたちは計画通りに学習を進めることで、ほぼ全ての情報を憶えた状態で、テストや入試の日など設定した期日を迎えることができます。

「この情報をこの日に忘れていたくない」とセットするだけで、その日に憶えたい内容を記憶した状態になれるということです。

定めた期間の中で、記憶できるようサポートする学習計画機能

—— 素晴らしい機能ですね!『Monoxer』を導入された学校で、児童・生徒さんにどのような変化が起こっているのでしょうか?

いつも通りの授業を行いながら、理科の定期テストに向けて、宿題に『Monoxer』を使っていただいた小学校があります。テストの前々日までに学習計画を完遂する設定にしたところ、100点満点のテストで、3年児童全体の平均点が96.3点になりました。

さらに、英検の受験者数が約2.5倍(年間30名から80名弱)に増えた高校もあります。

その高校では、英語に自信のない生徒が多く、これまで生徒があらゆる挑戦をしない状態だったそうです。記憶の「定着」につまずいている生徒は、あらゆる挑戦に消極的になってしまうと私は思っていて。でも、『Monoxer』を利用し、確実に定着した知識が増えたことにより、挑戦したい意欲が喚起されたわけです。

受験者数が増えたことに、私は大きな価値を感じています。

得意だから憶えるのではなくて、憶えたから得意になる」、「挑戦したいから憶えるのではなく、憶えている自信があるから挑戦する」のだと思います。定着には、子どもたちの態度を変える効果があると感じています。

記憶の定着には子どもたちの態度を変える効果があると語る竹内さん


AIが自動採点する「小テスト機能」が、教員の負担を軽減する

—— 子どもたちに役立つだけではなく、『Monoxer』は先生の業務負荷軽減にもつながっているそうですね。

『Monoxer』には小テスト機能があり、記憶の定着から確認テストまで、全てを『Monoxer』上で完結できるように設計しています。

そのため、これまでは先生方がパソコンで小テストを作成し、人数分を印刷し、用紙を配布したり、採点していた膨大な時間、プロセスを『Monoxer』に代替することができます。

先生方には学習内容の小テストを『Monoxer』上で作成していただくだけ。印刷・配布は不要、AIによって自動採点されるため、採点の手間を省くことができます。またテスト作成時には、配点、制限時間、難易度を設定することができます。

さらに、AIが採点できる範囲がとても広いのも、『Monoxer』の大きな特徴です。

漢字を含めた手書き文字の認識や、音声認識の機能があり、全ての採点をAIが行うため、先生の手間を大きく削減することができます。小学校ではやはり漢字が書けることがとても重要な部分になってくるので、漢字を自動で丸付けできたり記憶できるICTツールが他にないこともあり、小学校は口コミだけでも利用が広がっています。

小テスト機能を使えば、印刷・配布は不要、AIが自動採点してくれる

—— 小テスト機能によって、本来時間を割きたかったことに、先生が注力できるようになりますね。具体的な使い方についても教えていただけますか?

まずは、子どもたちに憶えてほしいコンテンツを決めます。ご自身が用意したコンテンツを取り込んで使用することもできますし、『Monoxer』が提供している無料コンテンツを選ぶこともできます。また、『Monoxer』上で出版社が出品している教材を購入することもできます。

コンテンツを決めた後は、その内容を憶えてほしい期日を設定するだけ。すると、子どもたち一人ひとりの学習定着度に合わせた学習計画が決まり、AIが記憶の定着に伴走します。

『Monoxer』では、「いつ・誰が・どのくらい学んでいるか」といった生徒の学習履歴や記憶度を、リアルタイムで確認することもできます。学習計画が順調に進んでいない子どもたちに応援メッセージや、「褒める」「励ます」などのスタンプを送ることもできますので、自学自習がうまく進むよう、子どもたちのモチベーションアップにも活用してもらうことができます。


—— 最後に、先生方へ向けてメッセージをお願いします。

学習の3ステップである「理解・定着・活用」のうち、「理解」や「活用」は人のサポートがあることで、効率的に学習を進めることができる領域です。

『Monoxer』が記憶の定着を担うことで、先生の業務量を削減し、先生にしかできない仕事に集中できる環境をつくっていきたいと思っています。

これからもモノグサは、子どもたちの成績向上を目指し、テクノロジーで先生を応援しますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


〈取材・文=田中 美奈/写真=竹花 康〉