お菓子で広がる学びの可能性!通常学級だけでなく、特別支援学級や院内学級でも使える、クラシエ社が手がける知育菓子®授業キャラバン イベントレポート【PR】
教育の世界に新しい風を吹き込む「知育菓子®」をご存知ですか?
クラシエ株式会社が展開する知育菓子®を活用した授業が、全国の教育現場で注目を集めています。2024年7〜8月には、クラシエ認定の知育菓子先生®が4都市をめぐり、「ねるねるねるね」などの知育菓子®を使ったワクワクするような授業を開催!
今回は、名古屋で開催された「知育菓子先生®授業キャラバン」のイベントを、先生の学校編集部がレポートします。子どもたちの目が輝く、新しい学びの形をご覧ください。
クラシエ株式会社 フーズカンパニー マーケティング室 菓子部 係長
岩田 智文(いわた ともふみ)さん【中央】
愛知県江南市立古知野南小学校教諭/プログラミング教育推進教員/理科主任
小塩 佳代(こしお かよ)さん【左】
愛知県名古屋市立明倫小学校 教諭/Teacher canvassodor/理科主任
知育菓子®がプログラミング的思考と、科学への興味を育む
皆さん、こんにちは。先生の学校編集部の岩田龍明です。
今回私は、クラシエ株式会社主催のイベント「知育菓子先生®授業キャラバン in 名古屋」に参加してきました。イベントスペースが”お菓子の実験室”に変身し、子どもたちの目が輝く様子を目の当たりにして、知育菓子®の可能性に驚かされた1日でした。その魅力をたっぷりとお伝えしたいと思います!
主催のクラシエさんによると、このイベントは東京、大阪、名古屋、静岡の4都市で夏休みの期間を利用しての開催ということもあり、告知と同時に多くの未就学児や小学生の保護者の方からの申し込みが殺到。本当は小・中・高の先生たちも参加対象だったそうなのですが、各回定員30名の参加申し込みは、子どもたちであっという間に満席になったそうです。
会場に到着すると、すでに興奮気味の子どもたちでにぎわっていました。
参加者は2歳から12歳までと幅広く、保護者の方々も熱心に見守っています。今回のイベントでは、知育菓子先生®による2つの授業が行われました。
1つ目の授業を担当されていたのは、公立小学校で理科主任でありながらプログラミング教育を推進されている岩田智文先生。「知育菓子先生®からの挑戦状。プログラミング的思考で解決しよう!」というテーマで、『なぞとき!ふしぎなグミ☆ラムネ』を使っての授業でした。
『なぞとき!ふしぎなグミ☆ラムネ』は、クイズを解きながら作ることで、プログラミング的思考の学びと、科学への興味を高める手作りお菓子です。赤、黄、青の「色のえき」と、「グミのもと」「ラムネのもと」を混ぜて、グミとラムネを作ります。
【参考】YouTube:https://youtu.be/45nTkt5c2WI?si=J0sAfa-2HgJrEa0V
「色のえき」と「おかしのもと」の組み合わせによって、お菓子の色が不思議と変化します。
付属の作り方冊子には、説明に沿ってお菓子を作る遊び方と、冊子に記載された「色のルール」を手がかりに、難易度が選択できるクイズを解き、お菓子を作って答え合わせをする遊び方が掲載されています。
子どもたちは真剣な表情で、手順を考えながらグミやラムネを作っていました。「できた!」という声が上がるたびに、会場が笑顔で溢れていました。
手軽にリアルにできる科学実験
2つ目の授業は、6〜7年前から知育菓子®を教材として活用されているという公立小学校教諭の小塩佳代先生の授業でした。「そのイロの正体はなーんだ?オカシな謎をといてみよう」をテーマに、『ねりキャンワールド』を使った理科の授業。
『ねりキャンワールド』は、5色のソフトキャンディを組み合わせて、動物や植物などのソフトキャンディを作るというお菓子です。5色のソフトキャンディは単色でも、色を混ぜて使うこともできるので、どんな色ができるか試しながら学ぶことができます。
【参考】YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=St–4IAuKHs
「ひらめきシート」と呼ばれる4種類の付属シートから1つを選択し、作った動物や植物をシートに並べて、最後は食べて楽しみます。色や味、匂いなど体験的な学びを通して、科学的な学びの基礎を楽しんでほしいというねらいの授業でした。
クラシエさんによると、ソフトキャンディの色はクチナシやイカスミなど、自然の物質から色素を抽出しているそうです。子どもたちに安心して使ってもらう工夫が至るところに施されていました。
また、子どもたちの集中力が途切れることなく、最後まで目を輝かせて取り組む姿が印象的でした。授業の後、小塩先生にお話を伺うことができました。
驚いたことに、小塩先生は6〜7年前から知育菓子®を教材として活用されているそうです。きっかけは大学病院の病院内学級担任での経験だったとか。
院内学級の担任をしていたとき、理科の授業をしたくても、入院中の子どもたちの病気によっては、どうしても観察や実験において、土や植物といった実物に触れてはいけないなど制限がありました。
リアルの学びを届けたくても教科書や動画を使った授業ばかりしていた状況に、自分としては危機感を感じていて。
『なぜ病院内学級に在籍しているというだけで、制約を受けないといけないのだろう』『どうにかして観察や実験などを地元の在籍校と同じようにできないだろうか』そんなことを自分に問い、考え始めたところから知育菓子®に興味を持ちました。
しかも知育菓子®は全てパッキングされているのも良くて。抗がん剤治療後の児童や、免疫力が低下している児童はパッキングされていないものだと食べられないんですよ。メイドインジャパンなので衛生管理も安心ですし、教材として文句のつけようがない。
ですので、クラシエさんが知育菓子先生®の取り組みを始める前から、教材として使わせていただいています。
「知育菓子®は、どの子でも、分け隔てなく授業の発問次第でいろんな可能性が広がる教材なんです」と小塩先生。「手軽にリアルにできる科学体験」という言葉が印象に残りました。
五感を刺激する、美味しい学び
イベントには、2人の小学生のお子さんを連れた小学校の先生も参加されていました。参加した感想を尋ねてみると、「私は英語の授業を担当しているのですが、色や形を英語で発音したり、作り方の指示を英語で聞きながらお菓子を作る活動ができるのではないかと思いました」と、授業のアイデアが湧いてきたとお話してくださいました。
参加されたお子さんも「楽しかった!また行きたい」と満足していたとのこと。知育菓子®の可能性は、先生方の創造力次第で無限に広がりそうです。
1つ目の授業を担当した岩田先生は、「トライアンドエラーの精神を体験できる一番のお菓子」だと、知育菓子®の可能性について語ってくださいました。
理科の授業でいくと、原理を理論的に、しかも五感を刺激しながら体験できるのが良くて。確実に子どものモチベーションは高い状態なのと、ただの知識ではなく、五感の刺激を伴う知識になるので、真の学びにつなげていくという点で知育菓子®は有効かつおもしろい手段だなと思っています。
また、理科教員の立場として『ねるねるねるね』を見ると、化学反応という視点で授業アイデアが湧いてくるのですが、知り合いの特別支援学級の先生は、オノマトペ(擬音語や擬態語)に着目していました。
1つの商品なのに先生によって捉え方が全然違うので、先生の数だけアイデアが生まれるし、何にでも化ける可能性を秘めていると思います。
イベントを主催したクラシエ株式会社の渋井弘美さんにもお話をうかがいました。「現場の子どもたちの反応を、先生方に知ってほしい」という思いでこのイベントを企画されたそうです。
知育菓子先生®の取り組みは、『おいしく学ぶ』という知育菓子®の考え方を教育現場に届けたいという思いで始めました。
実際に2023年度から知育菓子先生®の認定制度などを設けて、活動を応援させていただいています。今日のイベントは、理科の先生たちによる授業でしたが、大学の先生は心理学の授業で使ってくださっていますし、保育園や幼稚園、高校の数学や歴史の授業でも活用いただいています。
さまざまな学校種や教科で活用できる可能性があると思います。また先生方からは、ICT教育が進む中であえてアナログな知育菓子®を活用することで、子どもたち同士のコミュニケーションが活性化しているという話を聞きました。
まずは知育菓子先生®の活動を、一人でも多くの先生に知っていただきたいです。
来年はさらに規模を拡大し、知育菓子先生®認定校の設立も視野に入れているそうです。
帰り際、「他の知育菓子®に挑戦したい」と言って帰る子どもの姿を見かけました。知育菓子®が、子どもたちの好奇心を刺激し、学ぶ意欲を高める様子を目の当たりにした瞬間でした。
ICT教育が進む中で、五感を使ったアナログな体験学習の機会を提供できる知育菓子®。皆さんの学校でも、新しい学びの可能性を探ってみてはいかがでしょうか。
クラシエ株式会社のウェブサイトでは、教員向けのECサイトや知育菓子先生®の認定制度についての情報も掲載されています。ぜひチェックしてみてください。
最後に、小塩先生からのメッセージを紹介して、このレポートを締めくくりたいと思います。
「ためらわずに使ってほしい」「教材の多様性を活かしてほしい」
知育菓子®を使った授業づくり、一緒にチャレンジしてみませんか?
知育菓子先生®に関する問い合わせは、下記メールアドレスまでご連絡ください。
知育菓子先生®事務局: chiiku.sensei@kracie.co.jp
〈取材・文:先生の学校編集部/写真:芝田 陽介〉